裸の王様

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21.潜在意識は衝動を潜めている

 

潜在意識は衝動を潜めている

意識の3つの段階

僕はまだ「意識」についてよく分かっていない部分が圧倒的に多いです。ミツさんから聞いた今の段階で理解していることを、いつものように自分の解釈を含めて書いていきたいと思います。

 

人間の意識にはまず顕在意識があり、これが上層の約5%です。その下に潜在意識があり、残り下層の約95%に相当します。さらにその下層にある集合意識は人間個人だけではなく、森羅万象を繋ぐ巨大な領域を支配しています。

 

思考するのは意識なので、その95%に相当する潜在意識の性質を知ることはとても重要なのではないでしょうか。

 

「ガイドの声」の特徴

僕は以前、ガイドからのメッセージは潜在意識の声だと思っていました。でもミツさんから、違うと教わりました。「ガイドはガイドであって、潜在意識の声とは違う」のだそうです。

 

まずガイドは常に「サポートしてくれる存在」ではありますが、強い指示を出すことはありません。サポートといってもこちら側の都合に協力してくれるという意味ではなく、信頼関係をもとに成り立つサポートです。

 

だから自分が知りたいことに対して答えを直接言うのではなく、考えさせるヒントを与えてくれます。そこから必死に思考を巡らせて答えに辿り着くプロセスをガイドは重要視しています。これが「学び」になるからです。

 

信頼関係があるのでガイドが強い指示を出す訳はなく、学ばせるために行動を制限するということもありません。これはとても重要です。

 

人生が思い通りに行かない理由

潜在意識は、大容量ブロードバンドも比較にならないほど多くの情報を並行して処理できる能力があります。また、その情報を蓄えています。その情報の中には、その人の知識・性格・行動・認識・動作などもすべてデータとして入っています。

 

そしてそのデータを、常に現実化しようとする衝動を潜めています。中でも信念と結びついて送り込まれた思考は、行動力があるので数あるデータの中でも現実化しやすいです。

 

しかし顕在意識で認識する願望と、潜在意識が現実化する「答え」は違う場合が多いようです。それが「人生は思い通りにいかない」ことを生みます。しかしミツさんが教えてくれた「潜在意識の抵抗」という性質を知れば、それもクリアできます。

 

潜在意識の抵抗が生まれたメカニズム

例えば、誰の潜在意識のデータにも記録されているであろう「暗闇への恐怖」というものがあります。目の前が真っ暗で歩いたり、真っ暗な場所に手を差し込んだりするのは、多かれ少なかれ恐怖を伴うものです。そしてそれは、「未知への恐怖」とも置き換えることができます。

 

潜在意識は「未知への恐怖」というデータを持っているので、「安定を求める」性質があります。「安定」は「変化」を嫌うので、人は何か新しいことにチャレンジしようとする時、程度の差はあっても潜在意識に対して奮起を促す必要があります。そしてその奮起が「安定」に負けてしまう時、人はチャレンジを諦めます。

 

「安定を求める」性質は「未知への恐怖」だけではありません。潜在意識にとって、「変化」はその瞬間の「死」でもあります。本人を守るために「死」よりは「現状維持」を選ぼうとします。

 

ミツさんはこのような「前へ進むことを抑圧する潜在意識の力」を、「潜在意識の抵抗」と呼んでいます。

 

常にチャレンジを続けるミツさんは、潜在意識の抵抗が限りなくゼロのように見えます。自分と他人の能力の差を知りつつも、その原因を冷静に判断しています。だからいつも、「これを教えたら誰でもできる」と喜んでいます。

 

天才だから能力が高いのではなく、能力を抑えていないから天才のままでいられるのです。だから未だに、もの凄い頻度とスピードで覚醒し続けているのだと思います。

 

 

 

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