2008-11-23 23.潜在意識を開放する 沖縄ワークショップ【全26話】 潜在意識を開放する すべてを憶えていた男の結末 潜在意識の抵抗が透視能力を引き戻す 天才に共通する性質 後天的な天才になる方法 潜在意識を開放する すべてを憶えていた男の結末 潜在意識は、ほぼ100%で物事を記憶する能力があります。だから人間は本来、「すべて」を覚えていることができるかもしれないのです。しかし実際は、そうした記憶は普段は潜在意識のデータに眠ったままです。 潜在意識のデータを開放し続けた場合、認識した事柄すべてを覚えることができます。でもそれは、とてもやっかいなことです。「ずっと覚えている」ということは、「ずっと忘れることができない」ことと同じで、本人を混乱させることになります。 実際に、「すべてを憶えていた男」といわれた人物がいます。その男は潜在意識のコントロールができなかったので、終いには人の顔を見るだけで混乱するようになってしまいました。100人に会えば100人とも表情は違うので、混乱して人の顔を判断することすらほとんどできなくなってしまったそうです。 これから分かることは、覚醒をするためには潜在意識の抑圧と開放のバランスが大切ということです。バランスを取るには、コントロールをできるようにする必要があります。 潜在意識の抵抗が透視能力を引き戻す ほとんどの人の場合、潜在意識を抑圧する傾向にあります。だから新しいデータを入れても、それを大事にしまったまま使おうとしません。新しいデータは自分を変えてしまうことを知っているので、本人が「変わりたい」と思っても抵抗して抑えるのです。 多くの方は「透視ができるようになりたい」と言って、ミツさんのワークショップに参加されます。でも透視の成功体験をした後で、潜在意識の抵抗が働いてすぐに透視ができなかった頃の自分に戻ろうとします。 見えた時は「見えた」と思います。しかし少し時間が経つと、「あれ、どんな感じだったっけ」と思い、さらに時間が経つと「あの時見たのは妄想かな」となります。最終的には「やっぱり見えなかった」で終わらせてしまうのです。 実はこれの繰り返しの人は多く、「何か衝撃的な体験さえあれば」と思っていても、最初のステップを止めてしまったのでその先がありません。いくら「透視ができた」といっても戻るのは一瞬で、この引き戻す働きが潜在意識の抵抗です。 天才に共通する性質 ところでミツさんは毎日紙とペンを持って3時間、「思考する時間」を作っています。この「思考する時間」が「創造」に繋がるので、後は行動に移して楽しみに現実を迎えるだけなのだそうです。 以前、塾の引き出しにあったミツさんのノートを見て驚いたことがあります。勉強したことや書き写したものでもない、「思いついたこと」や「考えていること」らしきものが全ページに渡って書き綴られていました。僕はあまりの「凄さ」に圧倒されて、1分もせずに閉じてしまったのを覚えています。 そして実はこれはミツさんだけでなく、あらゆるジャンルの天才やスペシャリストといわれる人はやっていることだとある本に書いてありました。「100人に1人しかいない天才と言われる人に100%共通していること」として、「何かを書く」ことや「思ったことを言う」ことにあるそうです。 「思ったことを言う」に関しても、ミツさんはいつもそうです。もちろん誰よりも気を使う人なので「言いたいことを言う」のではなく、「考えを述べる」のです。考えていることをはっきりと述べるので、それはもう思考だけの世界ではなく「音」になって現実化していることになります。これは大きな差だと思います。 後天的な天才になる方法 これらの習慣や性格、つまり自分の考えを書いたり語ったり、思ったことをまずは言葉にすること。これを子どもの頃からすることで、実は潜在意識のデータが開放されるようになっているのではないかと思います。 天才だから「何かを書く」のではなく、「何かを書き続ける」から天才になるのではないでしょうか。天才だから潜在意識を開放しているのではなく、潜在意識を開放して天才になるのだと思います。 日常的に「何かを書き綴る」ことを習慣にしている人は少ないですが、日常的に「何かを書いている人」たちが成果を出しているのです。これはただの偶然ではないはずです。 どんな人でも潜在意識のデータ量はそう変わらないので、日常的にその開放作業をすることで覚醒が進むのだと思います。 前の記事は、こちらから。 次の記事は、こちらから。 全26話は、こちらから。