裸の王様

体外離脱で学んだ、失敗や挫折から抜け出すための異次元情報。

メンタルとの対話7「生死を確かめる究極の質問」

流される習慣を身につけた人は、ネガティブなエネルギーが優位になります。「優位になる」ことは、いずれ支配されることを意味しています。

 

メンタルをネガティブに支配されているとき、自然(大自然)とシンクロします。そのシンクロがリズムとなって、抜け出すことが難しくなっていきます。それでも「考える人」は、どの地点からでも抜け出すことができます。

 

思考の持つ力を知っている「考える人」は、自然とシンクロしません。自らつくるリズムで生きることができます。それを「自由」と言います。実は「自由」とは文字通り、自由にリズムを刻むから自由に生きることができます。

 

「自由になる」ことは、自ら望んでつくりだしたリズムを刻むこと、刻み続けることです。完全に自然と分離すること。そのためには7つのポイントがあります。

 

  1. 明確な目標を持つこと
  2. 感情をコントロール下に置くこと
  3. 失敗や挫折は一時的だと知ること
  4. 人に対して影響を与える側でいること
  5. 時間の正義を理解し味方にすること
  6. 仕事や心身のバランスを取ること
  7. 調子に乗らないこと

 

「調子に乗らない」というのは、警戒心を持つことです。「流れがいい」という流れがあるとき、流される習慣の入口に立っている可能性があります。常に警戒心を持つことで、ゼロに立ち返ることができます。

 

「明確な目標を持つこと」は、仕事で成果を出すときだけに必要なのではありません。明確な目標を持つということは、「生きる」ということです。ただなんとなく生きるのではなく、明確に生きること。

 

「今、私は本当に生きているのか?」というとき、そこに明確さがなければ死後の世界にいるかもしれません。幽霊と呼ばれるような存在の中には、死んだことに気づかず、生きていると思い込んでいる存在もいます。

 

「いや、呼吸もしているし、新陳代謝もあるし、間違いなく生きている」ということよりも、明確さがあるかどうかです。「私」を意味する情報として、名前、住所、生年月日、それも大切です。でもそれ以上に大切なのは「私はどうしたいのか?」です。

 

「私」というのは、宇宙に存在する座標です。名前や住所から、「私」は特定することができます。もっと明確に特定するには、例えば「私はどうしたいのか?」という質問に、明確に答えることです。

 

明確に生きる人にとって、生きていることはリアルです。毎瞬、独自でリズムを刻んでいるからです。しかし人生に目標を持てなかったり、はっきりとしていないと、彷徨う幽霊のように人生の始まりと終わりがわかりません。

 

「明確さ」は、自由のリトマス紙です。明確さがなければ、リトマス紙が反応できないので、何を欲しがっているのかもわかりません。明確さがあるからこそ、明確に刻むリズムで、明確に自然界と切り離され、自由を得るようになります。

 

「今を変えたい」というのと、「自由がほしい」は、違います。音楽を聴くことが好きでも、好きなジャンルは違います。自由がほしくても、人によって違います。明確さが、必要になってきます。

 

 

 

人間は、生まれたときは誰でも自由です。赤ちゃんは、自由です。でも、まさに自由にさせたなら、生きていくことができません。

 

ほとんどの動物は、生まれてから数時間のうちには立ち上がります。しかし人間は1年もかかるので、親などのサポートがないと生きることができません。そしてその1年の間に、首がすわり、お座りができ、ハイハイ、立っちができるようになっていきます。

 

この現象には、実は「不自由さ」があります。できることが増えていくのは自由になっていくように見えますが、このプロセスでは筋肉や骨をかためています。自由度が下がっています。成長には、ある程度の不自由さが必要ということです。

 

子どもに対して、何を食べてもいい、どこに行ってもいい、ということはないはずです。制限の中で、自由を与えようとするはずです。不自由なのは、生きるために親が課す優しさです。

 

自由から生まれて不自由を獲得し、そこから自由を目指す。「自由」だからと言って食べ過ぎる習慣があれば、すぐに自然界のリズムにシンクロします。自由にタバコを吸い、自由に酒を飲む。その自由さは、明確ではない計画性のなさは、本当の自由ではありません。

 

継続して「自由」であるなら、例えば食べる量にも、品目にも、時間にも、必ず明確さがあるはずです。