2022-07-07 メンタルとの対話6「売れ残りを引き寄せる法則」 メンタルとの対話 「考える人」は、希少であることと、人気がある傾向にあることから、市場価値が高くなりやすいです。その反面、批判をされる傾向にあります。それに対する恐怖心があると、その考えを出さないということもあります。 それでも自らの考えをはっきりと明確にできるのは、勇気があるからです。よく考え、そして勇気がある。未開の奥地を開拓する人は、行動力があるだけではありません。よく考え、そして勇気があります。または、勇気が必要です。 世の中の誰も言わないようなことを継続して発言する人がいるなら、よく考え、勇気があるからです。この「継続して」というのが、とても大切です。 「1回」というのは、その考えが一時的だということです。一度ですべての考えを誰かに伝えるのは難しいので、「諦める」ということもあり得ます。 でも「継続」はよく考え、勇気があります。継続には一定の「時間」が必要になるので、「諦める」こともできます。継続する人は、そういったプロセスを乗り越え、常に意図的に出力をしているということです。 そのときに、誰かと力を合わせることが大切になってきます。理由は、物事を継続するという背景には、協力し合う人間同士のシナジーを使うからです。「1人でできる」という人でも、継続する人は多かれ少なかれ必ず誰かと力を合わせています。 これは何かのアドバイスとかではなく、宇宙の性質です。「力を合わせる」のように集結または束ねるという現象が、継続には必要になってきます。もちろん会社も、それを利用しています。 物質がもっているエネルギーは、他の物質と衝突することで確認ができます。物質そのものがエネルギーを持っていても、それはただの概念のままです。思考もエネルギーなので、同じことが言えます。 流される習慣を「継続して」いる人は、ネガティブな協力によってその習慣を購入しています。これを考えれば、逆の場合にも協力が必要なことがわかります。 「考える人」がネガティブな習慣に流されないのは、日々同じことを考えていないからです。「毎日同じことばかり考えている」のは、流される習慣がつくったリズムです。 考える人には、固定されたリズムがありません。日々、リズムが変わるし、毎瞬、リズムが変わります。それは、「リズムがない」とも言えます。逆に考えれば、固定されたリズムを刻まないことが「考える」ということです。 壁画に描かれた絵は、壁画と一体化しています。「絵」として人物が描かれていても、それを「人だ」と言う人はいないと思います。「壁画に描かれた絵」だからです。 流される習慣でリズムを刻むことは、壁画に描かれた絵のような現象です。それが、自然とシンクロするということです。 でも、それでも「考える」という思考の力が人間にはあります。それでも、「考える」という選択は常に常に常にあります。流される習慣によって気づかないうちにリズムを刻んでいても、「ちょっと待てよ…」と考えることができます。 その瞬間に、またはその瞬間は、固定されたリズムは崩れています。「気づく」ことで、一旦はゼロになります。その後も、「いや、どうもおかしいな」と習慣を見直したりすることで、再構築するリズムはすでに変化しています。 実は「流される習慣」というのは、本当にその本人が流され続けて気づかないわけではありません。疑問を感じたりしても気づかなかったふりをしたりして、元に戻るのです。 また、「考える」というのは、常に売買される取引の中で、何を受け取るのかを考えることともつながっています。「食べ過ぎる習慣」を差し出されても、その影響をよく考えてNOと言います。 しかし「流される習慣」をもっていると、文字通り「流されて」売買してしまうので、「食べ過ぎる習慣」がよくない影響だと知っていても、それとなしに買ってしまうのです。 スーパーマーケットなどで、本当に欲しいものではなく、必要のないものを買ってしまうことも同じです。 宇宙は、地球上に存在するどんなスーパーマーケットよりも豊富なスーパーマーケットです。さらに、イメージするどんなスーパーマーケットよりも豊富に商品を揃えています。 特徴としては、「考える人」はスーパーマーケットで自分自身の選んだものを買います。「流される人」は買うものをスーパーマーケットが決めます。 手に取りやすい位置に置いてあるような、陳列の工夫で、売れ残ったものすらも買ってしまう。これは、スーパーマーケットという宇宙が決めていることと同じです。 「与えるものが返ってくる」という宇宙の法則があります。「引き寄せの法則」です。この法則では、実は「返ってくる」ものを選べる人とそうでない人がいます。「与えたのに返ってこない」ということはないので、もし返ってこないように見えるなら、別のかたちで受け取った可能性があります。 それでも、「考える」というのは、今すぐにでもできることです。そうか、と理解した上でそこから考えることができるのが人間です。