2012-11-08 8.「変化」を定義する 前里光秀大学【全50話】 前里光秀大学 創造学群Ⅰ類 進化生態学系 座標で考える「変化」 「変化」を高次元で定義する 前里光秀大学 創造学群Ⅰ類 進化生態学系 前里光秀グループ企業理念 「変化」「創造」「挑戦」 前里光秀大学の講義は、前里光秀グループの企業理念について紐解くことからはじまりました。 座標で考える「変化」 「変化」とは、物事の状態・位置・形といった特徴や性質が強まったり、弱まったり、新たに出来たり、失われたりすること。 この3次元では自分たちの存在が縦・横・高さという3つの要素で位置が決定されることは、時空が「変化する」ということと同じでもあります。 ※ 時間・空間・自分には深い相関関係があり座標的な考え方は、変化を前提としています) この場所から東に3m、そこから北に10m、さらに上に7m…そうやって決定されますよね。 ごく当たり前ですが、ある1点で決定される座標に存在できるのはただ1人のみで、他の誰ひとりとしてまったく同じ場所に肉体をもって座標が決定されることは絶対にありません。 必ず、1点に1人です。つまり、すべてがその瞬間にオリジナル。そして、そのオリジナルは次の瞬間にはまた新しく再定義されます。この瞬間はA、この瞬間はB、この瞬間はC…など。どの瞬間も、絶え間なく「変化」しています。 だから、「変化」とはこの世界で住む僕たちにとって、もっと言えばこの世界もあの世界も(この理由については、また別で説明します)すべてに同時に住んでいる僕たちにとって無視することができない大事な概念なのです。 「変化」を高次元で定義する では、前里が定義した「変化」とはどのようなものなのでしょうか? 「変化」=「エリア」 「変化」とは、「エリア」のことです。これは、先ほどの座標系で決定することのさらにさらに延長した意味があります。この言葉に一瞬で衝撃を受けた方はとても勉強をされている方です。 僕が書いたのは、簡単に言えば「位置は座標で決定され、それが絶え間なく更新されている」ということです。 前里が言っているのは「変化そのものが、エリアそのもの」ということ。座標的な考え方でいう「更新」は、実はそれは「決定」された結果なんです。 自分とは、「エリアを包括している」。今、この肉体、もっと言えば目から見て前・後ろ・右・左・左斜め前・その少し右・そこから1㎜左、上・下・そこから北の方向に300㎞・そして半歩戻ったところ、それから過去・未来・7秒先の未来・3分先・500年先・その1秒前…そういったすべてのエリアを包括しているのが、自分。 「包括している」とは、「全体をひっくるめてまとめている」ことなので、上記に挙げたような座標を「すべて自分が手にしている」ということです。 「変化」については、長くなるので次に。 前の記事は、こちらから。 次の記事は、こちらから。 全50話は、こちらから。