2012-11-26 26.カウンセラーの在り方 前里光秀大学【全50話】 「変化」が引き出す誰もが持つ加速した側面 恐怖心を昇華する方法 本当の人助けとは 息をしているだけでもカウンセラー 「変化」が引き出す誰もが持つ加速した側面 「すべての基本は、『変化』です」 前里は4年前から始めたカウンセリングの中でいつも「変化」という真実を伝えてきました。「変化」は宇宙定数とも言うべきものです。 だから前里は、いつも相談者の「変化」を応援してきました。 その前提として、前里自身が常に大きな「変化」の中に身を置いてきています。だから同じようにそういう「変化」という名の「加速」した側面が相談者の中にもあるということを信じまたは理解しています。 どんな相談者が来たとしても、そういう意図をもって「変化」について情報を提供します。その人の「変化」の側面を引き出すように話すのです。 カウンセラー自身が「変化」を止めていると、相談者の「加速した側面」を引き出すことはできません。 恐怖心を昇華する方法 「変化を止める」のは、例えば「恐怖心」です。恐怖心は克服するものではなく、「共生する」「付き合う」ことで昇華していきます。 だから「怖い」と思う瞬間があったとしても、「そのままの在り方は違うんじゃないか」とそれを肚におきながら次の瞬間の変化を楽しみに待ちます。そうすることで、それがないかのような在り方を体現することができます。 つまり、「イヤだ」と思うことの中に実は「変えられる」という意味も入っています。だからそれを知っている人が、克服しているかのような在り方を見せています。 誰でもそういう「恐怖心」というものはあるものです。 本当の人助けとは 変化は、「今にいる」ということです。過去や未来に自在にアクセス、話す内容がいつもタイムリー、そういう結果をつくります。 また、そういう結果論として話していたのが、「本当の人助けは、幸せが漏れた部分でできる」ということです。 カウンセリングで人の力になろうと思うのなら、まず初めに自分が「幸せだ」と思える状態でいるべきです。そうでないと本当の意味での人助けはできません。 自分が幸せでないと、幸せになる方法を伝えることは難しい。だから講義の中で強調していたのが、このような「仕組みを使いこなせるかどうか」ということでした。 それを普段から使っているからこそ人に勧めることができるし、実感をもって表現して喜んでもらうことができます。 息をしているだけでもカウンセラー そうなると「カウンセラー」を名乗らなくとも、その在り方を見て感動した人が近くに来るということが起きます。 「ただ歩いていても、後ろから人がついてくるようになります」 前里がそう表現して受講者は笑いましたが、それこそが主張しない主張、理想の在り方なのだと思います。 前の記事は、こちらから。 次の記事は、こちらから。 全50話は、こちらから。