2008-11-07 7.点か線か 沖縄ワークショップ【全26話】 点か線か 情報の集まりが存在をかたちづくる 自身が決める情報の上書きと削除 ガイドと繋がるチャネリングしりとり ガイドと繋がると分かる自分自身 点か線か 情報の集まりが存在をかたちづくる 「あなたは誰ですか」と言われたとき、何と答えるでしょうか。 僕は沖縄に住んでいて、塾の先生をしていて、フルーツが大好きで、ミツさんと仲良しです。 ミツさん曰く、もともと存在しないモノに、情報の点を集めて「自分」というものを作り出しています。すべては「結果」で、「僕」というイメージを作り出しているのです。 だからミツさんの考えでは、本来「自我」というものが存在しません。自分の書き込みたい情報だけ書き込み、書き込みたくない情報は、誰かに言われたとしても書き込まなければいいのです。 僕はよく「人の話を聞いていない」と言われ、「疑い深い」性格でもあります。でもその割には人の言うことを鵜呑みにしてしまいます。 それに比べ、ミツさんはとても素直な人です。誰のアドバイスでも、真剣な顔をして聞きます。でも必要ないと思った情報は書き込みをしません。 自身が決める情報の上書きと削除 この差は情報を「点で捉えるか、線で捉えるか」だと思います。僕の場合は時間を過去からの連鎖で捉え、情報を流れで捉えます。疑い深い性格でもその場の感情で人の話に一喜一憂してしまうのです。 ミツさんの場合、瞬間々々で生きているので、情報の一部始終を点で捉え、その部分だけで正確に判断し、「書き込む」「書き込まない」を決めることができるのです。 ミツさんにも様々な情報があるので、それはいわば信念となってはいるはずです。でも、書き込むか否かの判断を的確にでき、書き込みの削除と上書きも容易にできます。だから何事にも惑わされることがないのだと思いました。 ガイドと繋がるチャネリングしりとり 次のセッションは「チャネリングしりとり」でした。この時は僕も参加しました。3人でしりとりをするのですが、その言葉をガイドから聞いて答えるものです。これは、想念を声にして聞くトレーニングです。 まずはガイドから言われた言葉を答えます。その時の僕のガイドは奉行所の警察官ではなく、笠を被って袈裟を来た人でした。目を開けたままビジョンを見て、「分かる」ということではなく、「聞こえる」ようにしてガイドから言葉をもらいます。 セッションはどんどん新しい課題が出され、「ガイドから手紙をもらってそれを読んで答える」「ガイドの横に非物質の自分を作り、その自分からこの自分に教えてもらう」「自分がガイドに重なって答える」…と、かなりビジョンに入りこまなくてはできないセッションでした。 初め、僕のガイドは海辺にビーチパラソルを広げて余裕な顔をしてあまり手伝ってくれませんでした。 また、非物質の自分もなぜかオレンジジュースを飲みながら足を組み、ガイドと笑いながら話しています。そして困ったことに、ガイドは下ネタを中心に言葉を伝えてくるのです。何度か聞き返してやっとまともな答えをくれる、という感じでした。 ガイドと繋がると分かる自分自身 これで分かったのは、改めて声を聞こうとすると声が聞こえるのです。「分かる」というのも大事ですが、「聞こえる」と声質も分かるので楽しいです。 ガイドは自分自身です。しかし客観的な人物として接すると、今まで気付かなかった性格も分かることができました。 セッションの終盤はスピードを上げて、聞く時間もないほどにリズムよく答えなくてはいけませんでした。 この時になると、ガイドが黄色のメガホンを持って僕に至近距離で前かがみになって協力して真面目にすぐ教えてくれるので、かなり早いスピードでしりとりを回すことができました。 それをやっている時、「ガイドが言った言葉を自分が受け取って口に出す」という、段階を踏んでいたことが「ガイドが言った言葉を口に出す」に変わっていました。今考えてみれば、これがガイドをチャネリングした状態でした。 これを教えてくれるために、僕のガイドは分かりやすいビジョンで真面目に協力していないところを見せてくれたのだと思います。それが分かった時に「さすが自分」と思えたのは、以前の自分ではなかったかも知れません。 前の記事は、こちらから。 次の記事は、こちらから。 全26話は、こちらから。