2008-11-13 13.統合する世界 沖縄ワークショップ【全26話】 パラレルワールドと統合する世界 現実世界から解放されたいTさん Tさんが起こした3回の追突事故の意味 現実もパラレルワールドも繋がったリアリティ Tさんの未来 パラレルワールドと統合する世界 現実世界から解放されたいTさん ある参加者の女性が、ミツさんと僕の泊まっている部屋を訪ねてきたときのこと。Tさんという方です。ワークショップ中に透視やチャネリングでビジョンを見ていたのですが、「やっぱり信じられない」というのです。 Tさんは「アセンションをしたい」という一心で30年間、スピリチュアルを学んできました。Tさんの感じるこの現実世界はとても辛く苦しく、アセンションすることですべてから解放されるのではないかということでした。 Tさんはとにかくこの思い通りに行かない現実世界が嫌いでした。 どこかへ逃げたいと思い、リアルな空想の世界を創り、そこにいるときだけ心が満たされていました。その世界では好きなことを好きなだけ楽しむことができます。すべてが自分の思い通りになるのです。 しかし肉体は3次元にあるので、空想の世界から戻らなくてはなりません。そのジレンマがずっと心の中にあり、「アセンションすることですべてから解放される」と思ったのです。 ミツさんはTさんが空想の世界に行くことを「体外離脱」だと教えました。空想の世界は非物質で創り上げた世界です。 実はそれは、パラレルワールドでもあったのです。 Tさんが起こした3回の追突事故の意味 ミツさんは話を聞いているときに、大量の画面で別次元で存在しているTさんを見ました。そこで見たのは、「すべての世界で泣いているTさん」でした。 パラレルワールドにいるのは別の自分です。髪型がちょっと違う、着ている服がちょっと違う、体型がちょっと違うのです。でも、同じものがありました。それはどの世界も「泣いている」ということです。 Tさんは知らぬうちにパラレルワールドとの太いパイプを作っていました。いとも簡単にアクセスできます。だから、すぐに泣くことができます。 それが自分の求めていた世界だとは気づきませんでした。もっと特別な世界があると思っていたのです。 しかし問題はここからです。Tさんがパラレルワールドに存在する「別の自分」に入り込む意識の量が多くなると、「別の自分」は意識を飛ばしてしまいます。全部「自分」ですが、「別次元の自分」なのです。 するとどういうことが起きるのでしょう。それは、「別の自分も意識を飛ばしてTさんに入り込む」のです。どの世界のTさんも、全員が意識を飛ばしてしまうのです。それは、記憶が飛ぶことと同じです。 聞くと、Tさんは不注意での追突事故を3回起こしていました。意識が飛んでいる間に、コントロールできない「別の自分」が入っていたのです。 現実もパラレルワールドも繋がったリアリティ パラレルワールドの説明をした後、ミツさんは言いました。 「生まれて来ただけで100%達成しているんです。誰かになりたいなんて思わなくていいんです。向こうの世界に行かなくても、この世界で楽しいことをすればいいんですよ」 この後、Tさんはすべてのことを理解したようです。「私は何を考えていたんだろう…この30年間、今まで何をやっていたんだろう…」と涙しました。 とてもショックを受けていました。Tさんを前から知っている友人の参加者が、優しくその30年間の後悔を聞いていました。その後、Tさんは現実世界でしっかりと生きていく決意をしました。 すると、不思議なことが起きました。パラレルワールドのTさんも、すべて決意をしたビジョンをミツさんは見ていました。そしてTさん自身、過去や未来のたくさんのビジョンを見ることができるようになりました。 Tさんの未来 すべての次元の「自分」を統合すると、計り知れないパワーが生まれます。この世界にしっかりと足をつけると、意図した世界に飛び、ビジョンが見えるのです。 Tさんはとても話すのが好きな方です。僕が未来を見たとき、Tさんは講演会を開いていました。それを伝えると、「ミツさんや他の人にも言われたのよ。うれしいわ」と笑っていました。 未来を創るのは自分です。きっと、楽しい毎日を過ごしているのだと思います。 前の記事は、こちらから。 次の記事は、こちらから。 全26話は、こちらから。