2008-06-12 12.誰でもビジョンは見える ライフライン体験記【全20話】 誰でもビジョンは見える 次々に僕に流れ込んでくるビジョン はじめての人とのビジョンの共有 僕が実践しているビジョンの見方 人工的な霊能力の開発は是か非か 誰でもビジョンは見える 次々に僕に流れ込んでくるビジョン 4日目の午後は『セカンドリトリーバル(2度目の救出活動)』から始まりました。自分の見たものを消さないように、見たものを信じようと決めて臨みました。そこで見たビジョンをいくつか書きます。 ・ 西洋風の建物の外階段。高さ1メートルくらいの木がたくさんある。道がある。画面を180度転回する。目の前を2人の人が歩いている。ここは庭だ。広い。追いかけるがだんだんビジョンが小さくなって消えてしまった。 ・ 空を飛んでいる。石でできた、鋭角の建物がたくさんある。中に穴が空いている。中に入ってみる。誰もいない。よく分からない。 ・ 学校の教室。生徒はみんなおかっぱの女の子だ。みんな死んでいる(と思った)。先生はおばあちゃん。声を掛けても相手をしてもらえない。ビジョンの中に入り込めていないのか。そういえば、ビジョンに音がない。いつもそうだ。 ・ 森の中にいる。目の前に道がある。下の方から10人くらいが何かを担ぎながら登って来た。外から布が被っている。目の前を通り過ぎる時、中が見えた。中には誰もいない。追いかけたが、ビジョンが消えてしまった。 ・ 台所にいる。いや、ここはレストランだ。隣に8期生のMさんがいる。とてもニコニコしている。ビールを注いでくれた。何かを話した。憶えていない。 はじめての人とのビジョンの共有 こういったよく分からないビジョンをたくさん見ました。ブリーフィングルームではこの体験をシェアしました。Mさんが出てきたビジョンの話もしましたが、「心当たりがない」と言われました。 しかしシェアが終わって部屋に戻る時、Mさんが僕のところへ走ってきて「さっきの話だけど、分かった。思い出した」と言われました。先ほどのセッションで、たしかにレストランで誰かと飲み物を飲んだ記憶があるらしく、それが誰だか分からないが、それではないかということでした。 人とビジョンを共有したのは初めてだったので、どんな小さなことでも嬉しかったです。 僕が実践しているビジョンの見方 ビジョンを見る時は、目を閉じて額で暗闇を見つめます。この時はただリラックスして額に意識を集中させるだけです。それができるとそのうちに「ボヤ~」っと何かが見えてくるので集中していると画面に入り込みます。 画面に入り込む方法がいまいちピンと来ない時は、ビジョンが見えた時に一歩引いてそのビジョンが映っているスクリーンのある映画館のイスに1人で座っているビジョンを浮かべ、そこからスクリーンに走っていってビジョンの中に入り込む、という方法もあります。最初は目の意識が強く、目で何かを見ようとしてしまいますが、普通目で何かを見ることはないと思います。 人工的な霊能力の開発は是か非か これらの方法を、ブリーフィングルームで話しました。僕としては見えない人に「そのうちにガイドが導いてくれる」とか「必ずしも見える必要はない」、「想像が創造だ」というのは酷だと思っています。それでは見えない理由が曖昧になってしまうし、誰しも鮮明なビジョンが見たくてこのプログラムに参加したのだと思うからです。 ある人から「その方法で知覚を拡大して何になるのか」というような意見をもらいました。「本来は、自分で見えるようにならなくてはいけない」と。 その時僕は、これからこう言われ続けるのだと思いました。でもそういった声はあまり気にしないようにしています。それまで僕なりの努力はしてきたし、ビジョンが見えるようになった理由、つまりミツさんへの感謝は絶対に忘れないからです。 誰にでもビジョンを見ることはできると思います。僕が1日でいきなりビジョンが見えるようになって分かったのは、ビジョンが見えないのは、ただ意識の集中がうまくないだけなのです。それができれば、誰でもビジョンは見えるはずなのです。 前の記事は、こちらから。 次の記事は、こちらから。 全20話は、こちらから。