裸の王様

体外離脱で学んだ、失敗や挫折から抜け出すための異次元情報。

7.個人空間と知覚意識

 

個人空間と知覚意識

体外離脱で壁をすり抜ける

初日の午前中は、非物質での体感を上げるエクササイズを行ないました。過去にこのエクササイズだけでも、その後にビジョンが見えた方がいらっしゃいました。

 

非物質で行動するとき、体感がないとリアルに感じることができません。例えば目の前にある壁のクロスを非物質でリアルにイメージして触ってみて、実際にその感触を確かめ、どれだけ違いがあるかを確認します。その感触に変わりがなければそれでいいのです。

 

それが納得できれば、非物質での自分の体験を疑うことがないといいます。ミツさんは言いました。「僕は自分自身を信頼しているので、非物質で見たものはたしかだと思っています」

 

例えば非物質で人の家に行くとき、わざと壁をすり抜けてゆっくりと入っていくそうです。そうすると壁の断面がコンクリートの冷たい感じだったり、木のガサガサ感だったりがリアルに体験できるといいます。

 

ペンを使ったビジョンの見方

次に、ビジョンの見方を教えてくれました。

 

目の前にペンを横にして持ち、だんだん上に上げていきます。頭はそのまま、目だけで追っていき、見えなくなる瞬間があります。見えなくなってから頭の上でペンを想像し、その状態でビジョンを見ます。「ある」として認識しないと、一瞬で見えなくなってしまうそうです。

 

個人空間に映し出すビジョン

ミツさんは「個人空間」についても触れました。人にはそれぞれ「なわばり」のような空間があります。例えば混雑したエレベーターでは、別にぎゅうぎゅう詰めではないのに、居心地が悪く感じることがあります。これを心理学では「個人空間」というらしいですが、その空間内に様々なビジョンが映るらしいです。

 

頭の上のビジョンは、あくまで初心者に便宜上説明するだけで、実際は体のあちこちにビジョンを写真のように貼られるような状態にもなるらしく、一瞬ですべての内容が理解できるといいます。

 

その個人空間を認識するためのエクササイズをしました。驚いたのが、ミツさんがある人の背中に手をかざし、その手を離すときに手のひら全体から「白く銀色に輝く何か」が出ていたことです。それは手が通った軌道に見えていました。僕が見えていたのですから、他にもたくさんの人が見ていたと思います。

 

ビジョンを見るための知覚意識とは

そして話は「知覚意識」へと移っていきました。

 

ミツさんに初めて身体意識についての話をしたのがライフラインでした。そして前回のワークショップでそれが見えるようになりました。そして今回のワークショップでは、それを使ってセッションをすることになったのです。

 

これを発見したのは運動科学者の高岡英夫さんですが、本来、身体意識は普遍的に存在するシステムなので、ミツさんは特に「知覚意識」と呼んでいます。

 

その意識のかたちの中で最も重要なのがセンターです。センターとは身体を天地に貫く意識で、「腑に落とす」には欠かせない意識です。これが発達した人は、一度ビジョンを見ると「腑に落ち」ますから、上達が早い訳です。

 

意識は非物質ですので時空間を越えます。センターの先はあらゆる時空間へ繋がりますので、上から情報が流れ落ちてきます。また、センターをレールのように伝って上へ行ったり下へ行ったりすることもできるので、それを利用して非物質を移動してもいいということでした。

 

「難しく考えすぎ」

次はいよいよ最初のセッションでした。5回大きく呼吸した後に集中の底へ落ちていくイメージで目の前のビジョンが開けてきました。以下は僕の見たビジョンです。

 

未来を見に行く。ミツさんとどこかの寺の前にいる。Gさんもいる。お坊さんがいる。森の中だ。ここはどこだろう。ドアが見えてきた。開いた。足元が見える。誰かが入ってきた。だんだん上にスクロールしていく。スーツを着た外人だ。ミツさんが言う。「難しく考えすぎ」。

 

夜景を見てる。ここは住むところだ。森もある。沖縄ではない。バラの花が何度も蘇生するのを見せられる。ミツさんと縁側にいる。白い犬がいる。知らないおばあちゃんがいる。隣にさっきの外人がいる。母がうれしそうな顔で出てきた。森が見える。森が見える。

 

ビジョンの意味を探る

このビジョンをシェアしましたが、ミツさんは解説をしてくれませんでした。ミツさんが意味もなく解説をしないということはないので、何かあるのだろうと思いました。僕はビジョンに出てきた外人はガイドで、働きかけてくれている印象がありました。

 

今回自分でビジョンの解釈をしようとしたことが、この後になってとても成長できるきっかけになりました。つくづくミツさんは一人ひとりを成長させるためにその人なりのアドバイスを差し出して指導をしているのだと思いました。

 

 

 

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