裸の王様

体外離脱で学んだ、失敗や挫折から抜け出すための異次元情報。

金融や投資についてのメモ書き3

NYダウなど主要な指標のチャートは100年以上も右肩上がりで、バブルは崩壊も到来も含めて過去最高値を更新してき続けました。どんな大暴落を経験しても月足レベルで見れば右肩上がりだったので、データ重視で見ればそう予想するのは普通です。

 

イノベーターやアーリーアダプターと呼ばれる人たちは、早い市場の参入で先行者利益を受け取ります。早いということは一般的には「危険だ」「馬鹿げている」「価値がない」という評価があるので、世間的には懐疑的な時期であることはむしろ喜ばしいことだったりします。

 

常にチャートが先行し評価は後からついてくる。また、市場に対して高い評価をするイノベーターの分析は第三者に理解してもらう動機やメリットがないかぎり広がらないことから、イノベーターであることは幸運や脳力である以上に「性質」にも見えてきます。

 

群集心理としての動向は、今はSNSで確認できることはよりイノベーターに有利です。例えば検索して情報を得られたとしても、またはその逆でも、どちらにしてもそれは「情報」です。「情報がない」という情報が何を示唆するかを思考すれば、さらにイノベーター精神が高まることになります。

 

 

 

2022年の流行になったM2E(Move to earn)は、「ただ歩くだけでお金を稼ぐ」という世界観を提供しました。「値上がりしたら利益になる」という投資、「値下がりしても利益になる」というFX、そして「ただ歩くだけでお金が増える」というM2Eは新時代の潮流です。

 

すでにS2E(Sleep to earn)「寝て稼ぐ」やL2E(Learn to earn)「学んで稼ぐ」と呼ばれるプロジェクトもあり、その王道はP2E(Play to earn)「遊んで稼ぐ」です。

 

例えばL2Eが転換した価値観は、今までは「学ぶためにはお金を払う」はずだった世界観から、「学ぶとお金が稼げる」への移行です。「学ぶ」ことは将来への投資だったものが、収入を得る手段へと変換しました。ある程度の知識さえあれば、日々の行動がそのまま利益につながる時代がやってきました。

 

このエコシステムが拡大することは、資産と収入の多様化を意味しているだけではなく、生きる世界の多次元化にもつながります。リアリティそのものが、より物理的な「現実」からスペクトラム化するようにいくつもの多次元が(しかし「夢」よりは物理的に)触れられるようになってきています。

 

 

 

2022年12月現在、積極的に「買い」を入れることは日足や週足で見ればほとんどの市場では逆張りとなります。しかし月足レベルまでチャートを大局的に分析できれば順張りであることもわかります。

 

ダウ理論がテクニカル分析のバイブル的存在であるのは、多くのトレーダーによって監視されていることからも強化され続けています。ただ暗号資産市場では対数表示でカウントする必要があるのは、ビットコインがそのように推移してきたからで、そのDNAを含んだアルトコインも同様です。

 

エリオット波動の理論からは、もし現段階が4波であるなら14,019ドルを割り込まない限りは5波の想定は続きます。このラインでは多くの「買い」が入ることは想定されるので、そのラインまでの下落があります。

 

またその後も、最大で5,000ドル付近までの下落シナリオもあり、いわゆるオーバーシュート(過剰な売り)したセリングクライマックス(下落相場の最後)もあります。その環境下で想定される各銘柄への指値などはメンタル保持の役割も果たします。

 

市場規模の拡大によって波動が拡散する傾向も見て取れるので、多くの投資家が次の半減期を待つ中でも常に監視し続けていくことは有効なのと、この下落が続く中でも今まさに市場参入には絶好の時期であると言えます。

 

 

 

すべては想定シナリオに対してどのリアリティが到来するかに備えるのみで、「備える」というのは分散資金の実行戦略。

 

  1. シナリオ作成能力
  2. 資金管理能力
  3. 実行能力

 

これさえあれば、常に市場は味方ではなくとも敵ではありません。「実行能力」が不可欠であることは、「わかっていてもやらない」「破る」「変更する」ことがあるからです。

 

例えばスピリチュアル法則を軽視することがあるとしても、その清算は忘れた頃にやってきます。長期で見れば、因果関係もわからないほどです。だからこそ、言葉の通り「精神的な」法則に止まっているように見えるだけです。

 

しかし市場は、この実行なき者に対して非常に厳しく接します。僕自身、「◯◯年◯◯月までに◯◯円をつくる」という非常に焦りがある中で理論に反いた実践を繰り返し、退場を余儀なくされたことがあります。チャート理論はまさに「物理法則」なので、早い段階でその清算がされる傾向にあります。

 

金融リテラシーと呼ばれる能力の中で大切なことは、分析能力以上に上記3つです。特に実行能力は何度強調しても十分ではないほど大切であることも再度、書いておきます。

 

例として、月の収入が30万円であれば「使っていいのは25万円まで」だと分かっていても、「35万円を使ってしまった」のならば、それは計算力が低いわけではありません。もし月収15万円であったとしても、実行能力が高ければ「使っていいし実際に使うのは12万円まで」となるはずです。

 

資産形成に依存する大きなことは、リテラシーありきでの実行能力です。ただ、いつも言葉や法則には「隙間」があるので、その隙間を埋めるためには意志や思考力が必要になってくると言えます。